この聖なる年を過ごす間に、神さまのいつくしみ深さをもっと知り、それを身をもって体験し、神さまのゆるしと愛に包まれた人たちは、「自分とはまったく異なる周縁での生活を送るすべての人に心を開く」ように招かれます。
「飢えている人に食べさせること、渇いている人に飲み物を与えること、着る物をもたない人に衣服を与えること、宿のない人に宿を提供すること、病者を訪問すること、受刑者を訪問すること、死者を埋葬すること」と、具体的な方法を挙げて、教皇は私たちに勧めています。
さらに、「不安や孤独の原因となりがちな疑いの心をもつ人が、そこから抜け出すために力を貸したか。貧困から抜け出すのに欠かせない援助が受けられない何百万もの人、とくに子どもたちが味わう、教育を受けられない状態を打ち破ることができたか。一人ぼっちで苦しむ人に寄り添ったか。自分を傷つける人をゆるし、暴力を招く恨みと敵意のすべてを捨てたか。わたしたちに対してこれほど忍耐強い神に倣い忍耐したか。最後に、兄弟姉妹のことを祈りの中で主にゆだねたか。」と、私たちに熱く問いかけておられます。
この年は、私たちを造りかえてくださる年となるのです。