わたしが中学2年生の秋のこと、父が長崎のある修道会の司祭を家に連れてきて、わたしにいきなり、「来年はこの修道会に入りなさい」と言いました。実はわたしは小学5年生...
わたしが中学2年生の秋のこと、父が長崎のある修道会の司祭を家に連れてきて、わたしにいきなり、「来年はこの修道会に入りなさい」と言いました。実はわたしは小学5年生...
まだ20代初めの頃のことでした。戦争に負けた日本で、働き手のいない旧軍人の家庭は、経済的に苦しく、アルバイトをしながら大学を卒業した後、私は7年間キャリアウーマ...
「愛は死のように強い」(雅歌8・6)初めて旧約聖書のこの言葉を読んだ時は、あまり良く分かりませんでした。「死」は確かに、例外なくやって来る総ての人間の宿命であり...
子供の頃から歌舞伎やバレーなど舞台を見る機会が多く、私自身TVの実験放送に出演したのが、10歳の時の思い出にあったりと、演劇との縁は浅からぬものがあります。そん...
全盲の学生として初めて上智大学に入学したとき、先生方が私を招き、学生生活について大学がどんなサポートをすれば良いかを話し合う機会を作ってくださいました。点字受験...
岐路に立つ時、好きな道を選べた人は幸いです。問題は「好き」な道だと確信したのに選んで歩み出した時「あ、しまった」と悩みだす人々が余りにも多い現実です。心理療法の...
飛行機に乗る度に感動する瞬間がある。飛行機に搭乗を終えると、アナウンスがあり動きだす。滑走路に向かって旋回していく。滑走路をゆっくり進むと一時停止する。この停止...
ある教会の神父さんは、若いときに、司祭への道を選ぶか、福祉への道を選ぶかとても悩まれたそうである。司祭や修道者になるには、神からの呼びかけが必要で、これを召し出...
右に行くか、左に行くか。 ここに留まるか、一歩踏み出すか。この人に従いていくか、独立を選ぶか。ー岐路に立っての決断の時です。ふだんから決断力の乏しい私などは、も...
人の一生には様々な節目があります。卒業、入学、入社、結婚、出産、引っ越し、退職などなど。これらは事前に想定できる時もありますが、突然にやって来ることもあります。...
「人生の岐路に立つ時」。年齢を重ねる毎に、現実の言葉として胸に迫ってくるのを覚えます。今まで歩んで来た日々を思いめぐらすとき、それは私の人生を一変する出来事であ...
天災、人災、環境問題、エネルギー問題、原発問題など、すべていのちに関わる諸問題を前に、とりわけ、人類初の原爆被爆国、日本は、平和維持、実現のため、独特の重大使命...
わたしが人生の重要な岐路に立ったのは、18歳で旧制の中学校、そして新制高校を卒業した時でした。両親も亡く、実家も敗戦後の困窮の中で必死になっていたので、10人兄...
ずっと主婦・そして4人の子どもの母として生きてきた私は、子どもたちも成長して長女、長男が結婚し、それぞれに孫も生まれてほっとした矢先、夫を癌で失い、1人で生きる...
人は誰でも岐路に立つことがあります。三浦綾子さんの小説『塩狩峠』で起きた出来事を考えてみましょう。この話は実話で、長野さんという実在のモデルがいます。彼は鉄道の...
どちらを選んでいいか分からなくなったとき、わたしは自分に「これは天国に持っていけるだろうか」と問いかけるようにしている。いずれ死によって奪い取られてしまうような...