健康の秘訣

末盛 千枝子

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 健康の秘訣とは、とても難しいテーマです。ずっと頭のなかで考えてきましたが、なかなか思い浮かびません。

 私自身は年のせいか、足腰が痛くて、お医者さまにもかかってはいますが、これと言って悪いところはないようで、先生はちょっといたずらっぽく、「やせれば治りますよ」と言われるのです。でも、私は心の中で、やせている人でもあちこち痛いと言っていますよ、と憎まれ口をきいています。もっとも自分でも、運動不足だなとは思っています。

 ただ、私が健康でいることは、本当に有り難いことですが、今私が思っているのは、まだしなければならないことがあるからではないだろうかと言うことなのです。まだ、神様が私をお使いになりたいと思っておられるのではないかと言うことです。

 私の長男は、難病のうえにスポーツのケガで下半身が完全に麻痺して、車椅子の生活をしています。私や訪問看護師の助けを借りなければならないことも多いのです。でも、そのために、見えてくることも多いような気がしています。

 時々、私が死んだら息子はどうなるだろう、と思わない訳ではありませんが、今までも、こんな難しいことをどうやって乗り越えれば良いのかと思うようなことも沢山あったのですが、どうにか、それを乗り越えてきました。ですから、息子のことも、必要なことは神様が与えてくださる、あるいは行く道を示してくださる、と思うのです。人間が全て自分でどうにかしようと考えて、走り回ってもたいしたことはできないのだと思います。

 自分で出来ないことまで考えるのはやめにして、今を一生懸命生きていき、後のことはお任せします。これが私の健康の秘訣です。

わたしが抱く平和

遠藤 政樹

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 日本の世界大戦敗戦の日から70年余り、世界の平和を実現し、私たち人類を守るために「自由」や「人権」が与えられましたが、今なお世界中で戦争や紛争が起こり、心に大きな傷を負っている人が増え続けています。このようなニュースを聞くたびに、私は、安全な日々を過ごすことだけが「平和」だと思っていいのかと、自分自身にも問いかけています。

 20代のとき、独唱、合唱、フルオーケストラからなる壮大な構想の演奏会に、独唱アンサンブルの一人として出演しました。

 科学の力「原子力」が、戦争の恐ろしい武器、「原子爆弾」として広島の人々の上に投下された悲劇と、そこから復活して平和の道を歩む人々の力強さがテーマの演奏会でした。

 私が心に大きな衝撃を受けたのはいうまでもありません。

 私はこの時から「祈りの手引き」という本を大切にしています。

この本はどんなときにも私の祈りを支えてくれます。

 人間として行わなければならないことの多くは、一人で成し遂げることはできません。支える力が欲しい時、この「祈りの手引き」は、信頼できる友のように、私の心に語りかけ、勇気を与えてくれます。

 その一つ、「平和をもたらす」という、朝の祈りは、便利さと贅沢を求め、地球を傷め続けている私たち人間にとって、忘れてはならない平和の祈りなのです。

 私は祈ります。「主よ家庭の不和や社会の不正や、戦争の不安を取りのぞき、わたしたちが互いに理解し、助け合うことが出来ますように、恵みを与えてください。そして、あなたに従うわたしを、平和をもたらす者にしてください」と。


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