今日の心の糧イメージ
老いてなお・・・
岡野 絵里子

曾祖母は「ご隠居様」と呼ばれて、南向きの離れで、静かに暮らしていた。特に何をしてもらったという記憶はないが、幼い私が訪ねて行くと、大げさに驚いたふりをして迎え...

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老いてなお・・・
越前 喜六 神父

人生には、代表的な4つの苦しみがあるといわれます。生まれる苦しみ、老いる苦しみ、病気になる苦しみ、死ぬ苦しみです。これらの苦は、何人といえども免れることができ...

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年長者と共に
堀 妙子

教会の主日のミサに行くと、白髪をきれいに整え、前髪をピンで留めて、静かな佇まいの小柄なアサさんが席に座っている。私はときどき、アサさんの席の隣に座ることがある...

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年長者と共に
小林 陽子

この人生を80年90年、そしてこの頃では100才を超える方々も稀ではありません。  この人生の大先輩ともいうべきこの方々から、わたし達が教えられることはけっし...

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年長者と共に
古川 利雅 神父

カルガモの親子がよちよち歩き、親ガモの後に子ガモたちがついてゆく。「子どもは親の背中を見て育つ」と言われますが、私たちはどの様に育ってきたのでしょう。親に限ら...

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年長者と共に
松浦 信行 神父

人間が判断するとき、どんな要素があるのかと考えることがあります。損するのに、あえてその道を選んだり、どうでもよいことなのに固執してしまうこともあります。自分の...

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年長者と共に
新井 紀子

私たち夫婦の花見は、函館の五稜郭に始まり、北斗市の八郎沼、最後は南富良野の金山湖畔の桜で終わりました。東京の桜の開花から1か月遅い分、北国の桜は厳しい冬を乗り...

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年長者と共に
小川 靖忠 神父

人の世は、どの国、地域、民族を問わず、縦割り社会を構成しています。その原型になるのが「家族」ではないでしょうか。  どの家にも、「家風」と言われるまではないに...

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年長者と共に
中井 俊已

誰でも年老いていくと、体力が衰えます。耳は遠くなり、目はよく見えなくなり、手足は動かしづらくなるものです。さらに近年は認知症にかかる方も増えてきました。  し...

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年長者と共に
岡野 絵里子

毎年、9月の第3月曜日が敬老の日。年長者を敬うのは、人間の美しい業の一つではないだろうか。年長者が大切にされている社会こそが、本当に成熟し、豊かであるのだと思...

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年長者と共に
黒岩 英臣

私達の年代の人には、年長者を大切にするという精神は、何となく身についていると思います。  もっとも私は、後に洗礼を受けた時からは、父母、年長者を大切にする事を...

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年長者と共に
遠山 満 神父

年長者の方々と接する時、質問される事の一つは、人生の意味です。「神父様、私は何故生きているのでしょうか」と問われます。子供さんが独立し、お1人で自宅や施設で生...

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年長者と共に
植村 高雄

共に過ごした年長者といいますと、母と父を懐かしく思い出します。さらには恩師、仕事の大先輩、私の人生を支えて下さった沢山の恩人たち、思い出しても胸が熱くなる、あ...

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年長者と共に
湯川 千恵子

家を建てて引っ越した時、同じように越してきたご近所10軒で生協の共同購入班を作りました。私たちは子育て真っ最中の若い主婦でした。週に1度配達される食品や日用雑...

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年長者と共に
崔 友本枝

ある夏の夕暮れ、夫と和食屋に行った。慣れない手つきでお茶を運ぶ若いウエイトレスがいた。  「お水を先に持って来ていただけますか。とても喉が渇いているの」と彼女...

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年長者と共に
片柳 弘史 神父

わたしはいま、山口県の教会で、80代の神父たちと一緒に生活している。毎朝のミサは当番制で、当番でない神父は、当番の神父の両脇に立ってミサをする。80代の神父が...

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