今も昔も、人間は、東西を問わず、何かを信じて生きのびてきました。日本では、古くから神道、仏教があり、日本人は、その感化を少なからず受けています。平安時代の末期...
今も昔も、人間は、東西を問わず、何かを信じて生きのびてきました。日本では、古くから神道、仏教があり、日本人は、その感化を少なからず受けています。平安時代の末期...
天の国の鑑、ということを考えた時に思い浮かぶのは昔友人からもらった美しい絵はがきです。それは、美しいけれど年老いたマリア様が、すこし悲しそうな表情をして、冠を...
せっかちな私は、即断即決で思いつくとすぐ行動するという癖がありました。しかし、そうした短兵急に物事に着手したことで、成功したことはあまりありませんでした。たと...
英語の responsibility に「責任」という漢字をあてたのは誤訳ではなかったのかと、私は思っています。 明治の初期に留学帰りの日本人が英語の概念に漢...
この夏の、あくまでも私個人の出来事です。とるに足らないといえばそれまでのこと。とにかくまともに歩けなくなったのです。 3年前の右の足首の骨折が、今ごろ悪化して...
私たち夫婦は70歳を過ぎました。我が家には愛着のあるものであふれています。そこで旅立つ前に身辺整理を始めました。「天国に持っていけるものは、善行によって与えら...
神さまという方を想像すると、悪いことをした者に罰を与える方というイメージが強いでしょう。でも、聖書によると、神さまは、人類の罪を償うため、代わりに十字架にかか...
のんびり屋の私からみると、毎日仕事に出かけなければならないお父さんたちやお姉さんたちには、ご苦労様ですと思わず頭が下がる思いがします。特にあの副都心のとても評...
誰の人生にも3度は訪れるというビッグチャンス。そのチャンスの女神は前髪をつかめと言われます。つかみ損ねて後悔する人が多いのではないでしょうか。 聖書にあるエリ...
自分がまだ若かった頃は、考えるよりも先に身体が動いていたように思います。あまり考えずに、とにかく動き出すので、時には空回りすることも多かったのだと思います。 ...
「今日のことは今日のうちに、余力があれば明日のことも先取りする」というのは、五島の母が子どもたちに口すっぱく言っていたことである。 「イエズスさまはさ、今日の...
青春時代、日々の不安感と絶望感に襲われ「何とか、この心境から抜け出し、希望に輝く日々を送らせて下さい」と、神様に祈りました。たえず1歩前に進めるようにと、手当...
わたしたちは、毎日安心して、平和の裡に楽しく日々を送りたいと望んでいる人が多いと思います。いや、みなさんがそうなんじゃないでしょうか。 しかし、現実はそうはい...
1981年にヨハネ・パウロ二世教皇様が、4月にマザーテレサ様が初来日なさいました。私はその時、ただ思い出にと無心にお2人をスケッチしました。 夏に20枚のスケ...
講演会などで、わたしはよく「あるがままの自分を受け入れることが、何よりも大切だ」と話す。すると時々、「神父様、子どもの前で、あまりそんなことを言わないでくださ...
私がライターとして少しずつ働くようになったのは、60歳に近づいた頃からだった。自分の職業はライターだと信じて努力をしてきた。今、「心のともしび」の原稿を書かせ...