なかなか、たえず1歩前へと踏み出すことができないのが、正直なところです。今まで受けてきた数々の否定的な体験から、1歩を踏み出すのをためらってしまうのです。
これと同じように、今までの失敗や、他人を傷付けてしまった体験から、尻込みをしてしまい、神さまの前に出ることを拒んでしまうこともあるのでしょう。神さまは、こんな私をゆるされるはずがない、こんな私を受け入れてはくださらない、と自分勝手に決めつけて、尻込みしてしまうのです。
そんな頑なな私たちに対して、聖書は次のように告げます。「だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。」(ヘブライ4・16)
私たちは、大胆に勇気を持って、神さまの前に、たえず1歩前へと歩み出すことができるのです。言い換えれば、自分の弱さや罪を自覚しつつも、それでも、神さまの前にたえず1歩前へと踏み出す勇気と大胆さを持って良いのだ、と聖書の言葉は、今日も私たちの背中を押してくれるのです。
たえず1歩前へと踏み出す勇気と大胆さは、私たちに、いつでも新しいスタートが切れることを保証してくれます。「たえず1歩前に」これは、私たち自身を常に新たにし続けてくれる秘訣なのかもしれません。