Kさんの絵画作品を1か所に集め、どんな絵か調べました。
題名、油彩なのか水彩なのか、額と絵の大きさなどなど。1つの表にしました。表ができると、私たち夫婦は所有しておくことができないけれど、どこかご縁のある所に寄贈し飾っていただきたいと思いました。いろいろ考えましたが、寄贈先を2つに絞りました。
1つはKさんのアトリエのすぐ目の前にある大沼中学校です。校長先生に中学校の目の前にKさんのアトリエがあり、素晴らしい絵画作品を残した人であることを話しました。
「そんな方が中学校の目の前に住んでいらっしゃったなんて、少しも知りませんでした。ぜひ飾らせてください」
もう1か所は、大沼セミナーハウスです。名誉館長は数学者で、フィールズ賞を受賞した広中平祐氏です。事務局長に話すとこちらも快諾していただけました。
歌は歌われることによっていきいきと輝きます。同じように絵画は見られることによって生き生きと輝き始めます。
絵画のコレクションを寄贈することによって身軽になった私は、天国へ向かって、1歩前に進めそうです。