週に一度、数人の学生と一緒に読書会を開いています。テキストは、『毎日の読書「教会の祈り」読書 第二朗読』です。これは、聖人や哲学者・神学者などの著作をはじめ、...
週に一度、数人の学生と一緒に読書会を開いています。テキストは、『毎日の読書「教会の祈り」読書 第二朗読』です。これは、聖人や哲学者・神学者などの著作をはじめ、...
つましく生きることの大切さ――それを、教皇フランシスコは、自らの生き方によって示されました。 2019年の彼の来日は、私たちにとってかけがえのない恵みでした...
優しい人――それはいったい、どのような人でしょうか。まず思い浮かぶのは、醸し出される雰囲気が穏やかなことでしょうか。それはおのずと、物腰や話し方などに現れてき...
自分には帰る家がある――これは当たり前のようでいて、実はたいへん仕合せなことなのではないか、と思います。なぜならそこは、自分が心置きなく身心ともにくつろぐこと...
「私は、不幸になるために、今日も頑張って生きています」――と言う人に、会ったことはありません。これは言い換えれば、人は皆、しあわせを求めて生きている、というこ...
「気づき」――改めて考えてみると、戸惑いを覚えます。しかし、その一方で、戸惑いそのものが気づきに含まれているのではないか、とも思います。なぜなら、普段、何気な...
「霞(かすみ)立つ ながき春日(はるひ)を子供らと 手まりつきつつ今日もくらしつ」――良寛(りょうかん) さんの歌です。良寛さんは、日が暮れるのも忘れて、子供...
「病人のための祈り」の中に、次の言葉があります。 「神よ、御ひとり子はすべての人の弱さと貧しさをご自分の肩に背負われ、神秘に満ちた苦しみの価値を、わたしたち...
「医療とは、病を患う人のいのちの声を聴くことである」――と、長年地域医療に携わってきた方波見康雄さんは、語ります。 方波見さんは、さらにこう続けます。「心音...
真の強さとは何か――この問い掛けは、真の力あるいは本当の力とは何か、といった問い掛けとして理解することもできますが、真が本来持っている力とは、そもそもどういっ...