今日の心の糧イメージ
麗しい

その人は道の左手をこちらに向かって足早に歩いて来ました。私は心もち距離を保ち道の右手を進みました。その女性は少し首を傾け一方を見つめ、固い表情で通り過ぎました...

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挨拶

3月のこと。坂を上ってくる男性が桜の枝を見つめて一呼吸ついていました。  「未だでしょ?」と声を掛けると、「ですね。」と微笑み、上って行かれました。おやっ、一...

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居てくれるだけで

彼との付き合いは長く、もう60年を越えます。5歳若いがSさんと呼んでいます。出張で近くに行ったので夜会うことにしました。しかし約束の時間より早く着いたので寄り...

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共生社会

「夕飯食べていく?」子どもの頃友達の家で遅く迄遊んでいると、おばちゃんが声を掛けてくれたことが懐かしいです。それに倣ってか「飯食って行けよ」と友達を夕食に誘っ...

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沈黙

落ち葉を踏んで歩くことが好きです。一瞬の静けさ、沈黙が無いと、落ち葉がくれる秋(とき)を失います。その身を砕いて優しく静かに母なる大地に帰る瞬間の音です。「か...

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授かったもの

だいぶ前の話です。福祉施設で長年働かれていた方がお母さんを亡くされた時、友人に「勤務で忙しく、母には何も出来なかった」と声を上げて泣かれたのです。友人は「そん...

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慎ましく

感染症拡大の影響で昨年は殆ど足を運んでいない広島での事です。  数年前、広島駅の改札口を出た時でした。そこで出会った外国籍の神父さんに私は盛んに話しかけました...

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いつくしみ

日常の生活の中で、「いつくしみ」という言葉をあまり使わないような気がします。祈りとか聖歌の中ではよく出会い、使う言葉です。 人生の中で体験的にこの言葉と繋がる...

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心のなごみ

出張先の街を歩いていますと、すれ違う多くの学生さん達がみな「こんにちは」と挨拶をします。自転車でマスクした男の子がすれ違いざまに、もぞもぞっと「お早うございま...

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気づき

時々してしまうのですが、何か急いで脱ぎっ放しのパジャマを踏んで部屋から出ていこうとして、はっと気づくのです。慌ててたたみ、昨夜いつものように布団や毛布を寝相悪...

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