

「私はこれまでに、車購入の募金活動をしたことが2回、車を買って送るために中古車を輸出している会社と取引をしたことが1回あります。それは、友人であるザンビア人司祭のためで、彼はたくさんある教会への悪路を一人で回っていました。それぞれの教会に必要な物を届け、町に行く人や病人も運ぶという何でも屋さんでもありました。ですから寄付された頑丈な日本の中古車は大活躍でした。
その彼が司教となって3年目、それは彼の死の3年前でもありましたが、長崎にやってきました。雪が舞うとても寒い日でした。あまりに寒がるので、沖縄なら暖かいだろうと沖縄に飛んだところ、そこも例年にない寒さでした。彼は滞在中の自由な時間を、部屋にいて聖書を読み、祈って過ごしていました。
彼が帰国する際にお願いされたことがあります。
それは貨物用のコンテナに不用品を何でもいいから入れて、いっぱいになったら送って欲しいということでした。何一つ無駄にならないとも言っていました。
実はその前には魚の養殖に詳しい人を教えて欲しいとも言われていました。それは、海はないが湖のあるザンビアで魚を養殖することで、産業を興したいからだということでした。
このように彼は人々の宗教的な面だけでなく、生活を支えることにも積極的に取り組んでいました。彼に頼まれて実現できていないこの二つのことは、彼がいなくなった今も、何か方法があるのではないかと思い巡らすことがあります。私には無理、できないと思うことを彼は平気で頼んできました。でも、だからこそなしえたこともあったのです。
それで、彼は今も天国から私にいろいろなインスピレーションを与え続けています。