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はじめましょう

コリーン・ダルトン

今日の心の糧イメージ

 1月4日はエリザベス・アン・シートンの祝日です。
 1774年にニューヨークで生まれ、1975年に、パウロ六世から初めてアメリカ合衆国の聖人として列聖されました。

 マザー・シートンは裕福な名家に生まれ、恋愛結婚をします。ところが若い頃に近しい親類を多く亡くし、財産のほとんどをも失います。それでも46歳で亡くなる12年ほど前に修道女会を創設し、カトリック教会の教育の発展に寄与します。

 ブリタニカ百科事典は、シートンを「カトリック学校、教師、未亡人、孤児、信仰のゆえに迫害された人々たちの保護聖人」と記しています。他の出典では、シートンの物語をまとめて、「悲嘆に苦しむ人々の保護聖人」と名づけています。

 シートンについて読んでいると、アイルランドにエリザベス・アン・シートンの名を冠する学校を見つけました。そこでは、「悲しみの保護聖人」どころか、マザー・シートンを「新たなはじまり」の保護聖人と描いていたのです。「新たなはじまり」は、エリザベスがその短い生涯に受けとった恵みと、私たちのだれもが人生で(その長さはともかくとして)必要とする希望との両方を照らしだします。

 1月というのは、新たなはじまりについて思いを致し、来る年の計画をたてるにもってこいのときです。それでも、人生に深い悲しみが予告なしにやってきて、これでもかと、私たちに大小ふくめて新たなはじまりを迫るのです。なにが私たちを待ちうけていようと、マザー・シートンは、私たちが悲嘆に暮れているときも、一人ではないということを思い出させてくれます。そして、神が私たちのそばにおられることで、私たちもまたこう言えるのです。
 「さあ、はじめましょう」と。

*2025年1月4日にラジオ放送されたお話です*