

「あなたの息吹をうけて わたしは新しくなる」という歌詞で始まるカトリックの聖歌があります。自分の力ではなく、神さまの息吹、聖霊を受けて、古い自分を新しくしていただく。わたしはこの聖歌が大好きで歌いながらこの恵みに浸ります。
実は15年ほど前から、時折上京するようになりました。
最初は大都会に緊張していましたが、東京に行くと自分の気持ちが変化していることに気づき始めました。ふだん地元の神戸にいると、責任の伴った仕事や活動もあり、心持ちもそれに沿ったものになっていると思います。
それに対し、東京滞在中は音楽のトレーニングや録音など新たな学びや助けをいただくので、常に「教えてください」「助けてください」「ありがとうございます」と心のなかで連呼しています。
多くの人から学び、助けていただく体験をしていると、学生に戻ったような気持ち、"心の若返り"を感じ、今でも上京すると新鮮で清々しい時間を過ごすことができます。
新しい年を迎え、街中からクリスマスの飾りは見当たらなくなりましたが、教会は「降誕節」というクリスマスを祝う季節を過ごしています。わたしたちを愛するあまり、神の独り子が永遠無限の世界から、この狭い社会の片隅に来てくださった神秘を祝っています。
弱く小さな赤ちゃんになってくださったイエスさまは、偉大なわざを行うのではなく、そこに存在して、マリアさまとヨセフさまを見つめて縋っておられます。
わたしたちはつい何か行動することを評価しがちですが、幼子イエスさまはわたしたちに新しい心になることを呼びかけておられるように思います。
この新しい年も救い主の姿を仰ぎつつ、周りの方々に教えを乞い、深く感謝しながら歩めますように。