

夕暮れの街の中、ひときわ目を引く灯り、住宅街の家に飾られた様々なデコレーション。今の季節、あちらこちらを眺めると、私たちを楽しませてくれるものが目に入ってきます。それだけではなく耳を澄ますと、これまたこの時期ならではの音楽も聞こえてきます。
そう、今年ももうすぐ待ちに待ったクリスマスがやって来るのです。クリスマスは、二千年前、人となられた神の子、イエス・キリストの誕生をお祝いする日なのですが、いつの間にかイエス様の誕生の祝いだけでなく、大勢の祝いになっている様に思います。
今、私たちはこの日に向かい歩んでいるところです。クリスマスをどのように過ごすか、誰と過ごすか、サンタクロースからどんなプレゼントを貰えるのかなどは、大きな関心事。家族や大切な人にカードや贈り物を準備し、待ち望みながら歩んでゆくのです。
クリスマスが終わると、その余韻が残っているところもありますが、一斉に新たな年、お正月、新年の準備を行いながら、年の残りの1週間を過ごしてゆきます。子どもの頃、お正月の歌を唱って過ごされた方も多いのではないでしょうか。もう幾つ寝るとお正月・・。そしてお正月に行うあれこれのことを想いつつ、早く来い来いお正月・・と待ち望みながら。
私たちの人生の歩みは、次に向かうところ、待っていることを、待ち望みながら歩んでゆく歩みです。私たちがいつも信じ、希望し、愛深く歩めればどんなに良いことでしょう。
クリスマス、新たな年を、私たちはどのように待ち望みながら歩んでいきましょうか。今日出会う人のことを大切に思いやり、ともに支え合いながら歩むことができますように。神様の祝福が豊かにありますように。