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待ち望む

熊本 洋

今日の心の糧イメージ

 「待ち望む」という言葉で連想されることと言えば、「希望」「期待」「忍耐」それに「実現」の四つと言えるのではないでしょうか。

 子どもも大人も皆、何かを願い、その願いが、いずれ、叶うことを強く願い、祈っているに違いありません。必ず、その願いは叶えられると信じてこそ、願いは叶えられると思います。

 「 望みをもって喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。」(ローマの信徒への手紙 12・12) という聖書の言葉も頭に浮かびます。

 私たちは、子どもの時から自然な形でさまざまなことを待ち望んでいると思います。

 例えば、小さな子どもたちは、クリスマスになると、サンタクロースを待ち望みます。まず、サンタクロースに何が欲しいか手紙を書き、サンタクロースが来るまでいい子でい続けて、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれることを心から願い、最後にプレゼントをもらいます。

 何かを待ち望んでいるとき、その待ち望んでいたものを手にしたとき誰しも最高の幸せを味わいます。待ち望めば待ち望むほど、その幸せの感情は大きくなるに違いありません。プレゼントを開けた時の子どもの表情がすべてを語っているように思います。

 子どもだけではなく、大人も、だれもが、「誰かを」あるいは「何かを」を待ち望む経験をしたことがあるのではないでしょうか。長らく家を離れていた家族が久しぶりに帰省し再会したとき、あるいは、ずっと望んでいた物をやっと手に入れることができたときなど、その喜びは筆舌に尽くしきれないものがあると思います。

 いずれにせよ、希望を持ち、祈り、忍耐強く願いが叶うことを待つことは、私たちの人生にとって、とても尊いことだと思います。