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正しさと優しさ

湯川 千恵子

今日の心の糧イメージ

 「正しさと優しさ」について思い巡らしていると、次の御言葉が心に響いてきた。

 【 ...心を騒がせてはならない。神を信じ、また私を信じなさい。】(ヨハネ14・1)

 正しいと想える言葉や事柄は、その時代の大多数の想いに左右されることが多いようだ。特に最近は経済的に豊かになることが優先され、思いやりや慰めなどの気持ち『優しさ』は忘れられているように思われる。

 イエス様は、神が人類への愛のご計画で【 救い主 】としてこの世に賜った神の独り子。乙女マリアから生まれ、人としてこの世の辛苦を体験された。イエス様の人との関係は個人的で、特に罪人や貧しい人、疎外された人、病人、苦しむ人に触れて癒し、慰め、希望を与え、子供の死を悲しむ母親にその子を生き返らせて返すなど、憐れみ溢れる言動が聖書に多く記されている。

 過酷な十字架の死も進んで受け入れて人類の罪を贖い、三日目に復活して新しいいのちの光で私たちを照らし、今も生きて私たちを祝福して下さっている。

 この世の命に限りはあっても、ご自分を信じる者は永遠の喜びと平和の天国に招き入れると約束されている。

 私は不思議なご縁でキリスト者となり、イエス様を信じて委ねる信仰により、心配性が楽天家となった。子どもに還ってイエス様に甘え、困った時は「助けて‼」と叫び、必ず良い道が拓かれることを体験して有難くてたまらない。「正しさ」と「優しさ」はイエス様において見事に繋がっていることが分かった。

 私たちは例外なく命の与え主・神に愛されている。この正しい真実を悟り、感謝と感動の内に共に天国の喜びに入れますように!と祈る毎日である。