新年を迎えるにあたって、夢や抱負をもつ人が多いと思います。年が改まると、心機一転「よし、やるぞ!」という気持ちになれますね。
そういう気持ちをずっと待てる人は、どんなに年をとっても若々しく溌剌としています。
「はじめることさえ、忘れなければ、人は、いつまでも若さを保てます」と語っていたのは、聖路加国際病院で医師だった日野原重明氏です。105歳で亡くなるまで、多方面で生き生きと活躍されていた方でした。
始めるタイミングは、いつがよいのでしょうか。
今日、今が良いと思います。
「いつかやろう」と思っていると、始められません。「今は忙しいから、暇な時間ができたら」と待っていても、暇な時間などやってこないし、そのうちやる気が萎えてしまいます。
世界初の五大陸最高峰登頂者となり国民栄誉賞を受賞した登山家の植村直己氏が語っています。
「始まるのを待ってはいけない。自分で何かやるからこそ何かが起こるのだ」
高い山への登頂も、最初の一歩があってこそ達成できます。
目指す夢や目標があるのなら、今日からスタートです。始めることは、今の自分にできる小さなことでよいのです。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ」と、元大リーガーのイチロー氏は語りました。
この人生、私たちはたぶん天国への道を歩んでいます。天国は、はるか遠くにあるように思えても、神様が教えてくださった小さなことを一つ一つ実行していけば達することができるように思います。
例えば、祈りを一つ唱えること、聖書を一章読むこと。周りの人に愛徳を実行すること。
日々の小さな歩みは、きっと大きな幸福へとつながっていきます。