皆さんは、気づかずに人の反感をかっていたことがありますか?
一人一人の価値観は違いますし、感じ方もさまざまです。誰でもそういうことは起こりうるものです。
私の場合は、親しいと思っていた人とわずかな行き違いで口論になり、その人が、長い間私に不満をもっていたとわかった経験があります。当初は大変なショックを受けました。直前まで一緒にしようと約束していた奉仕の仕事を、その人が急にやめたいと言い出したので、私も諦めるつもりでした。でも、本当にそれでいいのでしょうか。口論という一つの悪から、奉仕をしない、という次の悪が生まれようとしているのです。
私はこの状況を神さまの前に置き、心の底にある自分の望みを確認しました。「前に決めたとおりに奉仕したい」。それが本心でした。
では、一人きりでもそうしよう!そう決めると明るい気持ちになりました。大きな壁が崩れ、膝を抱えてうずくまっていた心が立ち上がった感じです。
神さまも応援し、道を開いてくださいました。神から私に送られた天使は、信仰の友でした。三日間の仕事のあいだ、彼女は昼も夜も私のために祈り、励ましのメールで支えてくれたのです。すべてがうまく運びました。慣れない労働にへとへとになりましたが、帰路につくとき、感謝に包まれ、自分の選びは本当によかったと心から思えました。
これまで、私は冷たい言葉や否定的な態度にあうと、しようとしていた善いことも、面白いアイディアも引っ込めてしまいました。実にたくさんの素晴らしいチャンスを無駄にしてきたのです。
たとえ、足をすくわれるような出来事にぶつかっても、それまでの歩みをやめずに続けることは大切だと実感しました。