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光と影

湯川 千恵子

今日の心の糧イメージ

 朝、雨戸を繰ると、陽光がさっと暗い部屋に差し込んで心の奥まで照らされる。快晴の日は思わず天を仰ぐ。

 すると【主の慈しみは決して絶えない。主の憐れみは絶えることがない。朝ごとに新しくなる】(哀歌22・23)という「心のともしび」のカレンダーに掲げられたみ言葉が心に浮かぶ。この光に照らされると、心が和らぎ、浄められるようだ。友人と意見が合わず、けんか別れをした翌朝でも、強引だった自分を反省し、友人の意見も何とか理解できて、さらりと仲直りすることが出来るのである。

 更に私の好きな次のみ言葉【私は世の光。私に従う者は暗闇の中を歩まず、いのちの光を持つ】(ヨハネ8・12)とも連動して、この朝の光の中には天の御父の無条件の大きな愛の祝福が感じて私は子供の様に嬉しくなり、励まされる。

 更にイエス様は約束された。【私はいつもあなた方と共にいる】(マタイ28・20)。

 コロナ禍で閉じ籠もっていた時、かえってイエス様が身近になった。本当にいつも私を見守り、導いてくださることを日常的に実感して、信仰を得た幸せを感謝した。

 しかし、戦争が絶えない世界の現状に気持が塞がれ、異状気象で体調が崩れると心も弱くなる。神の慈しみの平和の光が届かなくなる。

 恨みや憎しみ、ねたみなどのネガティブな想いも心に陰を作り、神の祝福の光が受けとれなくなってしまう。それは本当にもったいない、申し訳ない様に思われる。誘惑に弱いのが私たち人間。

 神の大きな愛を、日常の中で色んな出来事を通して顕して下さる「救い主・イエス・キリスト」を通じて【朝ごとに新しくされる】恵みを頂き、安心して今、自分が出来ることを心を込めて精一杯生きて行きたいと願っている。