▲をクリックすると音声で聞こえます。

光と影

シスター 山本 ふみり

今日の心の糧イメージ

 「光と影」。皆さんは何を連想され何を思うでしょうか?

 夏の暑い日差しの中では日陰、木蔭を好みます。冬の寒い冷たさを感じる時は日の光の当たる場所を探します。人間はその時々に応じて心地良い場所を探す習性があるようです。自分の居場所を確保する時、知らず知らずのうちにアンテナを張って自分が適応できるよう準備しているのかも知れませんね。

 来月、研修で北海道に初めて行く予定があります。今回は短期間でバタバタしますが、将来は、一年くらいかけてゆっくりと、極寒の中で祈りが深められたら・・と期待しているところです。祈りと極寒が光と影になって、私と神様の居場所をつくり究極の世界で親密な時間と空間を過ごす、そんな体験をしたいと思っています。

 多分、私が想像する世界とは全く違う厳しさがあり直ぐにリタイヤしそうですが、一度は体験出来たらと思っています。

 神様! そのチャンスを下さい。

 あなたの持つ光が私の陰を照らし、あなたと一致し共に働く事が出来ますように。月が太陽の光を浴びて輝くように、私も神様の光を浴びて共に存在したいと思うのです。

 光がその光を倍増させるのは闇の深さですよね。闇が深ければ深いほど光が輝くように、私が落ち込んでいる時にこそ、主の光は希望の光です。弱っている時にこそ、その力は助けであり、慰めを得、生きる糧です。荒みと慰めを繰り返し味わって成長するように、光と影の中を行ったり来たりしながら少しずつ磨かれ主と同じ光となって、そこに存在出来たらどんなにいいでしょう。

 私達の光、慰め主である父よ、御子イエスと共に見えない力で導いて下さる聖霊よ、私に光を照らし迷子になってもそこにたどり着けるように導いて下さい。