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安らぎ

古川 利雅 神父

今日の心の糧イメージ

 「ようこそ」「いらっしゃい」・・・言葉を添えて、手を広げて、歓迎を表していただいて嬉しく思った経験はないでしょうか。それは初めてお会いした人からかもしれませんし、久しぶりにお会いした人、いつもお会いする人など様々でしょうね。言葉や動作で表して下さることはなかったとしても、その方がただそこにおられ、その方とご一緒するだけで、その様な思いになることもしばしば。自分にとっての安らぎがそこにあるのでしょうね。

 安らぎが得られるのは人だけではなく、懐かしい場所、普段訪れる場所もありますし、絵画、ぬいぐるみ、車などの物、水槽の魚や鳥猫などの動物、観葉植物など、人によって様々。毎日のあわただしさの中にあって、安らぎを得ること、安らぎのうちに過ごすことも大切です。

 自分にとっての安らぎはどこにあるか、一人ひとり探してみてはいかがでしょうか。

 場所も大切、物も大切、動植物、生きとし生けるもの、全ての存在は大切なものですが、心と心を通い合わすことのできる存在は、とりわけ大切な存在。場所や物、動植物などを大切にすることだけでなく、ともに生きる人を大切にしながら、そこにとどまることなくさらにともに生きておられる神と心と心を通わせ、安らぎを見いだし、安らぎを得ながら人生を歩んでゆくことができるのであれば、人生がどんなに困難な中にあったとしても、確かな人生をきっと送ることができるでしょう。

 たとえ難しいことがあったとしても、ともに生きておられる方のうちに、安らぎを得て人生を歩んでゆくことができますように。母のみ腕の中でまどろむ幼子のように・・・。

 神さまの恵みと祝福が、今日も皆様の上に豊かにありますように。