「天のお父様、今日も見守りお導きくださいましてありがとうございます。」就寝前ベッドの横に膝まずいて一日を振り返り、祈りの時間が持てるのは本当に幸せなことです。
天のお父様という呼びかけは物心ついて以来の習慣です。
幼いときに父を亡くしていましたから、幼心にも自分の父親は天国から見守っていてくれる大きな存在だと、素直に受け入れていました。
日中に多少困難な出来事があっても、夜になって天のお父様に報告したり相談したりすると、自然に困難を乗り越える力が湧いてきてベッドに横になった途端、言い知れぬ安心感に包まれ、深い眠りに落ちていくのでした。寝つきが良く熟睡できる体質は、この祈りの習慣のお蔭だとまさに「安らぎのひととき」を大切にしています。
聖書の言葉「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」は大好きなみ言葉で、私が人生を歩んできた基本であるといっても過言ではありません。(1テサロニケ5・16~18)
21世紀に入り、衝撃的な9・11のテロ事件が起き、それまで以上に世界は不安に包まれました。慢性的な難民問題を抱え、20年を経過してのウクライナとロシアの紛争、パレスチナとイスラエルの衝突など世界情勢に緊張が続いています。かたやこれまでに体験しなかったような危険な気象変動が起こり、この数年は世界中がコロナ禍に襲われました。
ともすれば絶望に襲われそうな今、些細なことを喜び、助け合う全ての人に感謝し、世界の平和と地球の安全を祈ることはとても大切です。
皆で心を合わせて祈るとき「天のお父様が今、耳を傾けてくださっている。」という確信が湧いて、一同の心が安らぎに包まれるのです。