1月は、新しい年の扉が開く時です。
なんとなく期待感や高揚感があり、新しい抱負や夢をもつこともできそうです。「今年こそは」と、毎年同じような目標を掲げるのですが、それでも頑張ろうと思えるのが、新年の良さでしょう。
ただ、時間の扉は自動的に開いても、生活や仕事上の新しい扉は自分で開けなければならないですね。
新しい扉を開けるとは、新しいことをやって、新しい世界に入っていくということだと考えています。
私は仕事の面で、今、自分で絵を描いて絵本を作ることで新しい扉を開けようとチャレンジしています。難しいことが多々あり、まだ扉は開かないのですが、新しい学びや経験があり、楽しいです。
皆様は、今年、生活や仕事において、どんな扉を開けられるのでしょうか。
新しい扉を開けると、きっと新しい世界や新しい人との出会いがあるでしょう。古い扉であっても、そこには自分を待つ人がいるかもしれません。
ひとつだけ、お薦めしてよいのなら、思い切ってカトリック教会の扉を開けてみてはいかがでしょうか。
私も仕事や散歩のついでに、各地の教会に立ち寄り、扉を開けて入っていきます。教会は、鍵がかけられていなければ、たいていの場合、自由に入って、誰でも祈ることができるのですね。聖堂には誰もいないように見えても、神様がいらっしゃいます。前方の祭壇近くに赤いランプがともっていれば、ご聖櫃にご聖体である神様が安置されているのです。
神様は、私たちが心の扉を開けるのをいつも待っていてくださいます。
神様に挨拶をしたり、祈りをささげたりして短い時を過ごす。神様との心の交流があり、きっと平安や何か新しい決心が生まれてくるでしょう。
*このお話は2024年1月にラジオ番組で放送されたものです*