先日、教会で働いてくださっているシスターの修道院から、「一緒に昼食しませんか」とお誘いがありました。多分、シスターがどんな神父とチームを組んで働いているかを知りたいと、修道院の他のメンバーが望んだからだと思います。
私の方も、シスターは不平を言わずに遠くから通ってきてくださるけど、どれぐらい遠いのかを体験したいという衝動に駆られて「はい伺います」と答えていました。
遠いという先入観だったのですが、いざ電車に乗ってみると、最寄りの駅に着いたのが、約束の1時間前でした。そして、シスターはこの駅まで自転車で通っていると言っていたことを思い出し、調べてみると、40分ほど歩けば修道院に着くことが判り、歩き始めました。
はじめは大通りで、駅に近いところでは店もありましたが、だんだんと淋しい通りとなり、目印となるような店もなくなってしまいます。そして、池に出たところで、道を反対に曲がってしまい、迷ってしまいました。
あたりはとってものどかで、空気も澄んでいて、日差しも気持ちよくなんとか歩き続けて、定時に修道院にたどり着いたのです。
その後の昼食は、よく歩いた運動後で、大好きなラザニアとティラミスをたっぷり食べ、シスター方との会話も弾み、とっても良い交わりの時を過ごせたのです。
会話の中でも、「歩いてこられたのですか?」「何分かかりました?」「どこで迷われたのですか?」「帰りは別の近い駅へいかれたらどうですか?」と、私が歩いてきたことで話題が続きました。
人との出会いにおいて、その人が置かれた環境も含めて知ることが、深いふれあいに繋がることを実感した、修道院訪問でした。