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共存共栄

中井 俊已

今日の心の糧イメージ

 「朱に交じわれば赤くなる」とは真実です。

 人は交わる仲間や友人によって感化されるもの。誰でも多少は周囲に影響されやすく、交際する相手によって善にもなれば悪にも染まるのですね。であれば、良い人と交際して親しくなり、良い影響を受けたいものです。

 たとえば、人に優しい人、誠実な人、尊敬できる人とつきあっていると、その人の行いや言葉や考え方から、次第に良い影響を受けていきます。尊敬する人の言動を積極的にマネすれば、だんだん尊敬される人になっていきます。

 ですから、言葉の使い方、考え方、人とのコミュニケーションの取り方、仕事の仕方、生活習慣など、その人の「あっ、いいな」と思うことを「やってみよう」と、どんどんマネすると良いのです。

 人のよいところをマネるのは、決して恥ずかしいことではありません。とても大切な学習能力であり、習慣です。

 それに、好きな人、たとえば、好きなスポーツ選手や芸能人や芸術家などのマネをするのは、楽しく幸せなことでもあるでしょう。

 ところで、カトリック教会で聖人と認められた人は、イエス・キリストのマネをしたいと願って、人生を送った人たちです。

 彼らは、聖書でキリストの言葉を読み、祈りのときにキリストに語りかけ、キリストの言葉を聴き、キリストの望みを実行していきました。そうやって、キリストと共にいて、キリストに倣い、キリストの栄光に与り、幸せになった人々です。

 キリストは、歴史上の過去の人物ではありません。

 人間であると同時に神であるキリストは、現代に生きる私たちのかたわらにも、共にいてくださいます。

 私も聖人たちに倣って、キリストと共に幸せになりたいと願っています。