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サステナブル

シスター 山本 ふみり

今日の心の糧イメージ

 「サステナブル」とは、「持続可能な」という意味です。何をどう、持続可能にすればいいのでしょうか?

 私たち人間は神様に創造された者、しかも自然との調和の中で生きていく事を赦された者です。つまり自然の中で生きる者となったのです。

 天地創造の時、神様は最後に人間をお創りになり「よし」とされました。人間だけの地球ではありませんし、この地球も無限ではありません。大切にしなければ、傷つき、消滅、自滅してしまうでしょう。

 では、私たちは何をどうすればいいのでしょうか?

 まずは祈って、謙虚に人間の仕業の現実を見る必要があるでしょう。

 人間はあまりにも便利さやスピードと快楽を求め過ぎて、共に生きている自然を破壊し、同じ人間に優劣をつけ、差別をし、営利主義に走り、自分達さえよければいいという世界に陥ったのだと思います。人間だけの地球ではないと知りながら主導権を握り、いつの間にか、限りある自然を傷つけ地球を壊してしまったのは、誰の目から見ても明らかです。人間の傲りを認め、どうすれば自然を元に戻せるか?を今こそ模索する必要があるでしょう。

 私達は、酸素のある自然界の中でしか生きられません。酸素は木々の葉から放出されて、人間はそれを戴き、吐き出す二酸化炭素を葉っぱに吸って貰う。この循環が必要です。もし木が多量に伐採されればこのバランスが崩れ、大気中の酸素が薄くなり、息が出来なくなって生きていられません。

 自然界は人間が生きる場所、生き返る場、憩いと慰めを戴く場でもあります。

 神様と地球と人間が永遠に繋がって、調和のとれた世界を持続可能にするには、まず、人間が「ごめんなさい」の心で、後始末が必要でしょう。