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サステナブル

古川 利雅 神父

今日の心の糧イメージ

 朝、暗かった夜空がだんだん白くなり、やがて地平線や水平線が明らんで太陽が昇り、私たちを暖かさや光で包んでくれます。そして夕方、空は次第に暗くなり、月や星が空に輝いて夜が訪れます。

 この様なあたり前の日常の中で、私たちは毎日生きているのですが、この世界はひとりだけで生きる世界ではなく、生きるもの同士、ともに生きる世界ですね。

 そしてこの世界がいつまでも・・・。その様に願っている私たちかもしれません。でも何らかの理由で、海外からの食料の輸入が一時的に止まったらどうなるでしょう。急に国産の品物に目を向けても供給が追い付かず、今まで通りの生活はできない様に思います。あたり前の日常は何かの支えやバランスで成り立っているのですね。

 私たちが普通と思って生活していても、私たちが消費することにより必要な物を手にできない人たちも地球上にはおられます。自分たちだけのことを考えるのでなく、ともに生きる人々のことも思い、そして未来の子どもたち、 後世の人たちにも思いを馳せて、全ての人が安心して生きられるようにしなければなりませんね。

 必要なものが必要な人に行き渡る様に配慮することも大切でしょう。節約、倹約、身の回りから始めるなら、段々その輪が広がり、世界中の人が安心して生きることができる様になってゆくことでしょう。ほんの少しづつかも知れませんが。

 目に見えない存在に 目を注いでともに生きる。神様だけでなく、目に見えない人々とも手を繋いで、心を繋いで、ともに生きてゆくことができればどんなに嬉しいことでしょうか。

 私たちの日々の小さな行いによって、私たちが生きているこの世界を未来へと繋いでゆくことができますように。