昨年、コロナ感染を防ぐために人と会うことが制限されると、世界中でペットを飼う人が増えたそうです。
犬や猫は心の通じる素敵な友だちです。我が家も10年以上前に、仕事の負担が大きい夫のために猫を飼い始めました。飢えて死にかけていた猫の赤ちゃんを拾ったので、一日に5回、哺乳瓶でミルクを飲ませるとみるみる元気になりました。
今では猫のチョピと私は気持ちがよくわかりあう仲間です。今朝は、夫にお弁当を渡すために玄関に行こうと私がバタバタしていると、チョピが半開きのドアに両足で体重をかけ、サッと開けてくれました。「猫の手も借りたい」と言いますが、偶然でも本当に手を貸してくれたので大笑いしました。おかげで満面の笑顔で夫を送り出すことができました。
他にも驚いたことがあります。急いで電話をしなければならないのに私が後回しにしていると、チョピが固定電話の上に乗ったのです。「アーッ」と叫んで走り寄ると、もうその人に電話がかかっていました。たまたまチョピの足が短縮ボタンに触れたのです! でも、私がかけなければならない人の番号だったことが不思議でした。「チョピは偉いね!」とほめると何となく分かっている様子。
動物は何一つ物を持たず、裸一貫で飼い主に命をあずけて生きています。そしていつも幸せそうです。私たちが有名人にならなくても、お金持ちでなくても、生かされているだけで幸せなことを思い出させてくれます。
動物と一緒にいると心がなごむのは、私たちを生かしてくださる神さまの純粋な愛に触れるからでしょう。