今年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに遭遇しました。緊急事態宣言が解除されても、コロナ禍の終息が見えなくても、再起に向けた日々を過ごす人々の姿に元気をもらっています。
「クラスターを防ぐ為、歌うことを自粛してください」と言われ、心の一部を失ったと思われた時でさえ、遠くに輝く光を見続けていました大声で歌うのではなく、小さな声でも真剣に喜びを表現すると、心の発声練習にもなると気づかされました。
たとえ心の一部を失ったとしても、自分に寄り添ってくれる人がいることを知ると、失ってしまったものが、生きるためにいかに大切であったかを知らされます。
今、合唱団のみんなで、年齢に関係無く希望と喜びの心で歌いたいと思う祈りの曲は、40年前に初版が発行された、典礼聖歌の一般賛歌で、新垣壬敏氏作曲、亀浦芳孝氏作詞の「若い心を広げよう」です。この歌の出だしは『若い心を広げよう、明日を目指し元気よく、明るい光を身につけて、大きな希望を作り出そう、若い心を広げよう、互いに信じ求めよう、豊かな光に包まれて、明るい世界を作り出そう、若い心を広げよう、青空めがけはばたこう、正しい光に導かれ、すべての人と手をつなごう」です。
この曲は、70年の人生の中で経験したことのない生活様式を実践することになった今も、いつも生き生き過ごすことがいかに大切で幸せかを実感させてくれます。
未来に向かって広がる道を、多くの人と共に頑張って歩もうと思います。