神様は、いつも私たちに働きかけてくださっています。
もちろん神様は、目の前に出現されることはありませんし、声をお出しになることもありません。けれども、確かに神様は働かれていらっしゃいます。
誕生日のケーキのローソクを息を吹きかけて消す習慣がありますね。神様も同じようなこと、それ以上のことをされます。私たちの心に息を吹きかけ、火を消したり火をつけたりされるのです。
この息吹のような働きによって、神様は私たちにお話しになることがあります。仕事をしている時、誰かと会話をしている時、本を読んでいる時、ラジオを聴いている時、街を散歩している時などにも、ふいに心打たれ、良いひらめきを得ることがあると思います。
このようにあらゆる機会を利用して、神様は、いつでも私たちに働きかけられているのです。
ただ、神様のメッセージをしっかりと受けとめることができるのは、多くの場合、沈黙のうちに静かに祈っている時ではないでしょうか。
実際、私も祈りの時に様々な良い思いや考えが心に湧いてきます。日常生活での反省が出てきます。今までの生き方を変えたい、もっと惜しみない寛大な心を持ちたいといった望みが生まれてきます。それらは、祈りに対する神様の応えであり、メッセージなのです。
祈る時、キリスト信者は、ふつう"父と子と聖霊"という三位一体の神の働きを願います。
キリストが昇天した後に降臨した聖霊によって、弟子たちは強められ、以後、教会は教え導かれました。それは、聖書に記された歴史的な出来事だけではなく、現在も続いている現実です。
神である聖霊は、その息吹のような働きで、私たちをいまもいつも教え導いてくださっているのです。