「いらっしゃいませ。」開店と同時にデパートやショッピングセンターに入ると、店員さんが深々と頭を下げて挨拶して下さり、嬉しい思いをしたことはないでしょうか。また旅館の玄関に「歓迎、誰々ご一行様」自分の名前や、学校名、会社名などが書かれている札を見つけると嬉しいものですが、出迎える方がもし誰もおられなければ、寂しい思いがします。心と心の触れ合いが大切なのでしょうね。
ある人が初めて教会を訪ねた時のこと、外国人の神父様が入り口で手を広げてお出迎え。その歓迎の姿に、突然訪れた自分が受け止められたことに感動したと語っておられました。そしてその方はこの出来事をきっかけに、教会に通われることに・・・。
これは教会での出来事の一コマですが、私たちの生活の中で同様なことがあるでしょう。歓迎と言っても、様々な形がありますね。
この神父様の様にジェスチャーを交えて、歓迎を直接伝えることもできますし、家にお客様が来られるとすれば、玄関前から、庭、家の中を掃き清め、花を飾り、絵を飾って、歓迎の心を表すということもできるでしょうね。
では神様をお迎えする時はどうでしょう。私たちを愛して下さる神様は、私たちの心が、ご自分の方に向くのを、ご自分の方に来るのを待っておられます。私たちがクリスチャンであってもなくても私たちが心を込めて、「どうぞ私のところにいらして下さい」と願い、歓迎するなら、その歓迎、その心を喜んで下さることでしょう。
新たに始まるこの一日、「神様、どうか私のところに来て下さい」・・・この様に願われてはいかがでしょう。新たな出会い、素敵な出会いが待っているかもしれません。今日の一日が神様の恵みに満ちた一日となります様に。