ひとはまったくひとりぼっちでは生きていけません。
「わたしは大丈夫。友だちや恋人がいなくても、家族がバラバラでも、わたしはひとりわが道を行く」などと頑張っているあなたも、知らないところで、知らない人たちに支えられ守られているのではないでしょうか。
そして、あなたの方も、「周りの人たちを支えてあげている」、なんて意識はしなくても、あなたがそこにいるだけで、リラックスできる人がいるかもしれません。何気なくかけた「お早うございます」の一言が、彼または彼女の人生にステキなプレゼントとなったかもしれませんよ。
Dくんは保育園の年少組さんです。
両親が別れて、おかあさんは外国に仕事で行くことになったのでおばあさんに引き取られています。
なにかとDくんのことを心配するおばあさんに、保育園の先生が言ったそうです。
「Dくんをみているとね、お友だちもおばあちゃんも大好きだけど、それだけじゃないんです。ぜんぶ大好きなの。犬ちゃん猫ちゃん、アリンコにミミズ、木も花も石ころも、100パーセント、信頼なんです。両親揃っていても人間不信のお子さんもいる中で、Dくんのこころ、宝ものですよ。」と。「だから、Dくんの眸はキラキラしていますよね」と言われて、おばあさんはほんとうに嬉しかったそうです。
大丈夫ね、Dくんは。赤ちゃんのときに溢れるほどたくさんの愛を注がれていたのでしょう。
すばらしいのは、幼いDくんが100パーセント神さまから愛されていることを全身でわかっているなんて。ほんと!神は愛なり。