2000年も前に、ユダヤのベツレヘムの貧しい厩でお生まれになった赤ちゃんが、神さまから遣わされた救い主、イエス・キリストであるということを知る人も、知らない人も、わくわくしながら毎年迎えるクリスマス。
あちこちで「クリスマス会」や「クリスマスパーティー」が開かれて忙しい12月ですけれど、ある少年たちの更生施設でのクリスマス会に参加したことが忘れられません。
最初に神父さまからイエス様誕生の物語を話していただき、わたし達ボランティアは、「きよしこのよる」や「ジングルベル」などを一緒に歌い、少年達と手をつないでフォークダンスやゲームなどで盛り上がりました。少年達も大きな声で歌ってくれました。
数日後、少年達から「クリスマス会感想文集」が届きました。みな、とても楽しかったありがとうと喜んでくれたようです。その中に、「クリスマスがキリストの誕生日だというのをはじめて知りました」とか、「今までクリスマスというと、彼女とデートする日としか思わなかったけれど、これから(ここを出たら)教会に行ってみようと思います」とあって、その素直さに感激しました。
イエス様は神の御子でありながら、わたし達ひとりひとりを限りなく愛してくださるかた。十字架の死と甦りを以てわたし達の罪をすべて100パーセントゆるしてくださるかた。このメッセージを、この子達だからこそ、まっすぐに受けとめられたのでしょう。
さて、現代にイエス様がお生まれになるとしたら、どこに?
絹の布団の豪華なベッドの上でなく、貧しい避難所のような所かもしれません。エジプトへの逃避行をされたのですから、まさに難民家族ですね。
さあ、わたし達も歩み始めましょう。お生まれになった赤ちゃんのイエス様を探しに。