わたしの今の役割は、一日に大半の時間を使っている仕事と切り離せません。
わたしは大学を卒業後、23年間私立の小中学校で教職に就いた後、現在は作家・教育評論家という肩書で、執筆や講演の仕事をしています。
教師をやめるときは、まわりの人から反対されました。安定した職と収入を捨てて、先行きの見えない仕事をするのはあまりにもリスクが高いからです。
けれども、わたしはこれまで学校のために使っていた力と時間を広く社会のために向けていき、学んだ多くのことを社会のために役立てていくこと。それがこれからの自分の使命ではないかと考えました。そうすることで、社会全体、多くの方々のためになるように願いました。
収入が不安定になるのは覚悟していましたが、神様がわたしに望まれている仕事なら、きっと助けてくださると確信していました。
おかげさまで、今の仕事を14年間続けることができています。
仕事の目的は、教師だった時も現在も変わりません。それは仕事をより良く果たし、その仕事を通してまわりの人を幸せにし、自分を聖化していくことです。
このことは、わたしだけでなく、すべての人の社会での役割だと考えています。
神様のみ心にかなうすべての仕事は、まわりの人や自分を聖化できる手段となりうるからです。
たとえば、主婦がおこなう家事や育児、会社勤めのビジネスパーソンの仕事、定年退職された方がおこなう地域や教会での奉仕活動なども同じです。
神様は、わたしたちが今置かれた場で、自分の仕事をより良く果たすように望まれています。
わたしたちは日々の仕事を通して、神様に仕え、人を幸せにすることができるのです。