音楽との最初の出会いは、少年期に買ってもらった、母の愛情がいっぱい詰まった「オルガン」でした。次第に音楽が好きになり、ちょうど、オルガンを買ってもらった時、唱歌「ふるさと」は、希望に夢膨らむ小学6年生の必修教材になりました。毎日弾いていたこの曲は、私が音楽へすすむきっかけとなり、後に指揮者の道へと歩む原点になったのでした。
新潟という自然に恵まれた地で育った私は、山で兎を追ったり、山菜を採ったり、魚釣りなどを楽しんでいましたが、没頭しすぎ、母によく叱られました。しかし、家族や近所の人々がいつもあたたかく見守ってくれ、今は懐かしい思い出です。
イエス・キリストへの信仰、大好きなキリスト教の音楽、また、たくさんの愛で私を支え育ててくれた母、そして、唱歌「ふるさと」は、天国にいる今は亡き母と地上を結ぶ歌であり、また、祈りでもあり、そして、私の家族と・・・今は、すべてが素晴らしいハーモニーとなって、私を支えてくれています。
人と人とが支え合い、美しい音楽と愛のハーモニーで、世界中のすべての人々の心が満たされますように。