こんな風に、自分も同じ目線に立って人を見る、というおごりのない気持ちも育ったようで、これも祈りの実りとして、私達には嬉しい収穫でした。
ところで、聖書の申命記という書物の中に、子供たちに関わる熱烈な記述がありますので、ご紹介しましょう。
それは、主である神が、イスラエルの民をエジプトから救い出し、ご自分の民とした時に与えられた、十戒の説明の後に述べられています。
「聞け、イスラエルよ、我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」(6・4〜5)とした上で、「今日私が命じるこれらの言葉を心に留め、"子供たちに繰り返し教え、家にいる時も道を歩く時も、寝ているときも起きているときも"これを語り聞かせなさい」と仰るのです。(6・6〜7)
私も、幼なかった息子を寝かしつけるとき、たびたび聖書の物語を話し聞かせていたものでしたが、まさかここまで徹底してはいませんでした。主よ、申し訳ございません。