でも、ある朝、とても嬉しいことがありました。教会の帰り道、周囲に人がいなかったのでお店の軒下をそっと見上げました。何羽も並んだツバメは黙っていました。眠っていたようです。ふと、店の入口に新聞紙が重ねて広げてあるのに気づきました。端の方はレンガで止められており、白い糞がいくつも落ちています。私は喜びで一杯になりました。お気持ちがわかったからです。ヒナが飛び立つまでずっといていいよ、と言っているのです。ツバメの命を大事にしてくださった! 楽しい気持ちになりました。
ツバメだけではなく、ありとあらゆる命はみな神さまが造ってくださったものです。特に人間は、神に似せて造られているので最も美しい命です。どんなに小さくても大切にしなくてはなりません。
私は毎日祈ります。今日1日、小さくて、まだ目には見えない胎児を守ってください。どうか、神が信頼して母親に預けたその命を大切に育てることが出来ますように。そして、生まれてきた赤ちゃんや幼児がどれほど母親を愛し、信頼しきっているかを知ることが出来ますように、と。