ヨハネによる福音書の第1章には、〈言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている〉と記されています。(4~5)私はこの箇所を読むと、聖なる夜、馬小屋で幼子イエスが産まれた場面と重なるように感じます。それと同時に、この世に来られたイエスは「闇に輝く光」として、はるかなる過去から存在していたことを、福音史家ヨハネは語っています。
聖夜、自分の中に神のひとり子がお生まれになったことを知るなら、そして気づくのです。〈私自身の存在も世界でたった1人の贈り物なのだ〉と。