以前、聖地巡礼の旅から帰った友から、生前のイエスが人々を集めて語ったというガリラヤ湖の畔の写真を見せてもらいました。湖面はとても穏やかで、日光が優しく反射し、周囲の色とりどりの花はそよ風に揺れているかのようです。その写真から、人々と自然を愛したイエスは私たちと変わらぬ感性を持つ方だったと信じられます。もちろん自然といっても癒しの対象ばかりでなく、雷や地震など厳しい面もありますが、その両面こそが私たちの人生と似ており、そこに人知を越えた神そのものがおられるのでは、と感じます。
ガリラヤ湖の畔に立つイエスのまなざしを静かに思い、その深く澄んだ瞳をみつめ、信頼するとき、きっと私たち一人ひとりにふさわしい日々は準備されている、という安らぎを覚えるのです。