ところで、人間の生活圏は地球上に限らず、宇宙にまで広がり、宇宙は全人類の課題、関心事となっています。エコロジーに対する人類の責務は重く、その影響は、後世、子々孫々にまで及ぶものであり、我々が依存するテクノロジーに対する倫理と人権の優位、より優れた高い立脚点が確立されねばなりません。また、科学・技術の活用に際して、これをもたらした人間の才能、人材の功績に対して高い評価と尊敬の念を表せねばなりません。
科学と無関係あるいは両立可能とする信仰の課題に触れると、神は自然の中に臨在していると考えるのではなく、自然は、全能の創造主たる神から人類へ贈られた賜物とわたしは考えます。人々の生活スタイルは、それぞれ、個人的にも社会的にも、異なりますが、経済的には、無駄を廃し節約を旨とするのは共通、共有の意識であり、課題であります。仕放題の消費に陥ることなく、万人の需要を満たす適正な生産を常に期待しますが、これが神のみ旨であると信じます。