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わたしの好きなみ言葉

植村 高雄

今日の心の糧イメージ

宇宙には美しい星がきらめき、その1つ、地球という星には海があり森があり、美しい花が咲き乱れ、可愛い小鳥たちの声が人々を癒しています。しかし、その同じ地球には、何とも恐ろしい暴力や戦争が後を絶ちません。

どんな立場の人でも、順調な日もあれば、生きるのが面倒な瞬間もあります。私も例外ではありませんが、そんな時、私が信じる神様の言葉が何故か自然と湧き出てきて、元気づけてくれます。

新約聖書ヨハネ福音書の「信じる者は永遠の命を得ている」という言葉です。(6・47)

現実に起きる色々の困難を乗り越えて生き抜いてきたのですが、時々「ああ、もういいよ」という感情も湧き出すのが、生身の人間の現実なのです。老いも若きも、時々、この嫌な感情が湧き出します。不信感、恥辱感、罪の意識、敗北感、倦怠感、挫折感、絶望感が極めて大きいとき、平素元気な人でも、この感情に支配されだします。これは自然な現象です。自分の力ではどうにも処理できないのです。

困難があっても日々明るく元気に爽やかに生きたい、それが人々の願いです。長い人類の歴史で、この辛い状態から抜け出し、明るく元気に逞しく生き抜く知恵や方法が沢山生まれていますが、その一つは、「自分の好きな、聖書のみ言葉」を持っているか、ということだと思います。この、大好きなみ言葉を所持している人は本当に幸せな人生を送るでしょう。

自分を勇気づけ、大きなエネルギーを与えてくれる言葉、それは、他人の好きな言葉では無理で、自分に合う素敵な言葉でないとエネルギーが生まれてこないのです。生まれた環境が違えば性格も違い、生き抜く目的も違います。

私にとって、ヨハネ福音書は神様からのラブレターのようです。