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子育ての実り

末盛 千枝子

今日の心の糧イメージ

久しぶりに、誕生と子育ての喜びということを思い返してみました。何しろ、私の息子たちは、もう2人とも40歳になりました。

あの子たちが生まれた時、特に長男が生まれた時にはすべてが希望に輝いていました。でも、やがて、彼にはまだほとんど現れていないけれど、難病があるということがわかりました。夫と私は、本当に嘆きました。それでも、彼は本当に機嫌の良い、笑顔の素晴らしい子供でした。そして、考えてみれば、私がいつも祈りながら暮らすようになったのは、そのことがあってからだと思います。祈りと言っても、これにはどのような意味があるのだろうかと考えながら暮らすようになったのです。

そして、2年後に、次男が生まれました。まるで予期しない誕生でしたが、神様が助けを与えてくださったのだと思いました。

そして、その時、神様には、なにかご計画がおありなのだと思ったのです。それは今も変わりませんが、難しいことや、悲しいこともたくさんありました。でも、今考えてみれば、大変だけれど、不幸なわけではないのです。

そう思えることは、なんと幸せなことでしょう。そのことを幸せと思えるように導いてきてくれたのは、あの子たちの誕生でした。誕生の喜びとは、生まれてきた子供が、自分たちの思い通りではなくても、それぞれを受け入れることを習う過程だと思えるのです。

そう、子どもは神様からの預かり物なのですから。そして、私たちは、その預かり物とどのように付き合い、生きていくのかという宿題を与えられているのだと思います。

今、長男とは別な困難を抱えている次男が、自分の信仰ときちんと向き合い、雄々しく生きているのを見るのは、本当に幸せなことです。