2018年04月24日の心の糧


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新たな一歩

植村 高雄

今日の心の糧イメージ 人は何故か、日々悩みます。悩みながらも笑顔を爽やかに浮かべて生きている人、いつも深刻な表情の人もいます。この違いは人生模様が、それぞれ背景にあり、評価は出来ません。苦悩には、神秘的な神様の摂理が見え隠れしているからです。

私の人生でも、最近、一番若い甥が突然天国に召されました。前の日まで元気に働いていたのですが、心臓の病気で倒れたのです。この突然の死は、年老いた彼の父母や職場の人々に衝撃を与えましたが、同時に、健康のこと、仕事のやり方、生き方などを考えさせられる機会となったようです。葬儀場での会話、その後の手紙や電話のやり取りなどを傾聴していきますと、彼の死からそれぞれに学び、新たな一歩を踏み出したようです。

周囲の友人を今まで以上に大切にし、絶望感を乗り越え、人間の死後の世界への思索をし、平凡で退屈で面白くないと思っていた自分の人生を反省し、彼の突然死は、皆に大きな影響を与えたようです。

さて、話は少し変わり、刺激のないマンネリズムは、ある意味幸福の証でもありますが、人を倦怠感と生き甲斐喪失へ向かわせる危険信号でもあります。そんな雰囲気の時の一番の解決策は、美しい夜空を見上げ宇宙を思索したり、爽やかな明るい日に、大自然の森を散歩する習慣が効果的なようです。

天に心を向け、自分の死を想い、生きている事を感謝する祈り「神様、有難うございます」と静かに呟く習慣をつけますと、生きている喜びが湧き出します。この方法は「メメントモリによる心理療法」とも言われていて欧米ではしばしば病院等でも行われる有名な手法です。

新たな一歩を踏み出すには、知恵と勇気が必要なようです。