2018年04月10日の心の糧


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新たな一歩

阿南 孝也

今日の心の糧イメージ 水泳が苦手だった私は、水が怖くてプールに顔をつけることすらできませんでした。あれは小学校3年の夏のことでした。プールで泳ぐ同級生の隣で、泳げない私は、顔に水がかからないようにそっと水中を歩いていました。その時でした。つるんと滑って全身水中に浸かってしまったのです。ずぶずぶと沈み、その直後、ふわっと体が浮くのを感じました。このアクシデントのおかげで、その夏の間に、バタ足、クロールと、順に泳げるようになりました。体の力を抜いて水に全身を託す、たったそれだけでよいのです。自分の力で浮こうと力むと、かえって沈んでしまうことがわかりました。聖書に、水の上を歩くペトロの話が記されています。(参:マタイ14・29~32)

=イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、2人が舟に乗り込むと、風は静まった。=

イエス様が共にいて下されば何だってできる、この奇跡物語は、そう教えてくれています。しかし、イエス様から目をそらし身の周りの困難に心が奪われたとき、ペトロは沈みそうになりました。でもそんなペトロに対して、イエス様は優しく手を差し伸べて助けて下さり、励まして下さったのです。

 

私たちは、人生という大海原を進んでいかなければなりません。「来なさい」と呼びかけてくださるイエス様の声に、耳を傾けることができますように。そして嵐におびえ溺れそうになっても、必ず助けてくださるイエス様に身をゆだねて歩んでいきたい、そう願っています。