小・中学校時代のわたし自身を振り返りますと、親は何が何でも「勝ちなさい」というほどに関心がなかったというか、すっかり諦めていたのか、関与しませんでしたね。
ところが、今の親御さんはどうでしょうか。ひょっとすると「こんな成績だから何でも友だちに負けるのよ」と、応援しているだけに、関与して叱るのでしょうか。
たとえ相手に負けたとしても、子どもは子どもなりに努力をしているのです。「負けた」事実だけを取り上げて、子どもの発奮を促してもどうでしょうか。逆効果のような気がするんですが、・・。親は結果にこだわります。しかし、子どもの努力を認めないと、子どもはそれに強い不満を感じ、やる気をなくしてしまうのではないでしょうか。自分の親だからです。
さらに新たな一歩を前に踏み出すために、子どもに言ってあげましょう。「あなたが努力しているのを知っているのは、お母さんであり、お父さんですよ。安心して前に進め」と。子どもを「敗者」として見るのではなく、その努力が「勝者」に値するものであると励ましてあげることではないでしょうか。
新たに人生の1ページをめくりました。それとともに、新たな一歩を刻みましょう。