2018年03月03日の心の糧


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ゆるし・いやし

阿南 孝也

今日の心の糧イメージ 健康のために、毎朝6時に自宅を出て、4キロの道のりを歩いて通勤しています。早朝から、何組もの犬の散歩中の方と出会います。家族や子どもに接するように、大切にお世話しているのを感じます。

かつて、ペットを飼う理由は、犬は防犯のため、猫はネズミを捕るためと、実用的なものが1位を占めていました。そういえば、私が幼稚園の頃、近所のお米屋さんのおばあちゃんは、いつも膝に黒い猫を抱いていたのを覚えています。お米屋さんにとって、ネズミはコメを食い散らす厄介者だったのです。屋根裏では、ネズミと猫のバトルが繰り広げられていました。時が流れて、現在では、生活に潤いや安らぎが得られる、癒してくれるという理由が、断然トップを占めています。

わが家では、子どもたちが小学校低学年の頃に、ハムスターを飼ったことがありました。ケージ内の回転ホイールやトンネルを走り抜けて動き回る愛らしい姿は、癒しそのものでした。ところが、ある朝、眠るように死んでいたのです。原因はわかりませんでした。小さく、か弱い存在だったのです。娘は泣きながら庭に穴を掘り、そっと埋めて、いつまでも手を合わせていました。

大切な存在の死を目の当たりにする、これがペットを飼う者の宿命でしょう。残酷なことではありますが、子どもたちにとって、生と死を考える貴重な機会となったことは間違いありません。

動物たちは神が創造された命を持った存在です。

そして、ペットたちは、ストレスや悲しみを抱えている人を慰めようとする習性を持ってくれているようです。

これからも私たちが、よきパートナーであるペットたちと共に暮らし、助け助けられながら歩んでいくことのできる社会が続くことを、心から祈っています。