わが家では、子どもたちが小学校低学年の頃に、ハムスターを飼ったことがありました。ケージ内の回転ホイールやトンネルを走り抜けて動き回る愛らしい姿は、癒しそのものでした。ところが、ある朝、眠るように死んでいたのです。原因はわかりませんでした。小さく、か弱い存在だったのです。娘は泣きながら庭に穴を掘り、そっと埋めて、いつまでも手を合わせていました。
大切な存在の死を目の当たりにする、これがペットを飼う者の宿命でしょう。残酷なことではありますが、子どもたちにとって、生と死を考える貴重な機会となったことは間違いありません。
動物たちは神が創造された命を持った存在です。
そして、ペットたちは、ストレスや悲しみを抱えている人を慰めようとする習性を持ってくれているようです。
これからも私たちが、よきパートナーであるペットたちと共に暮らし、助け助けられながら歩んでいくことのできる社会が続くことを、心から祈っています。