2018年01月06日の心の糧


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ぬくもり

熊本 洋

今日の心の糧イメージ 耳に心地よさを覚える「ぬくもり」というこの言葉、辞書をみますと、「あたたかみ」「ぬくみ」とあり、その用例として、「布団のぬくもり」というのが出ています。寒い冬、布団に潜り込めば、物理的に「ぬくもり」を感じ、寒さを感じず、安眠を誘ってくれますし、起きた後も、そのぬくもりは布団に残っています。「風呂のぬくもり」というのも関連語としてピッタリだと思います。

一方、インターネットでぬくもりについてみてみますと、「木のぬくもりもある」とか、いろいろな意見が出てきます。

「自分が落ち込んでいる時に、何にも言わずに、そっと、側にいてくれたり、厳しくも優しく励まされた時に、人の『ぬくもり』を感じます。また、好きな人と一緒にいるとき、幸せを感じ、ぬくもりも感じます」「ぬくもりの理解は、人によって異なります。ある人にとって必要なぬくもりは、文字通り他人の体温で、手を握られるだけでも気持ちがほどけてくると言います。また他の人は、体温よりずっと、ぬくもりを感じるのは、友人の優しさで、これに感謝します」など、投稿者は、物理的なぬくもりとともに精神的ぬくもりを述懐しているのが目立ちます。

強すぎず、弱すぎず、程よい加減の温かさのぬくもりは、貴重な感覚、自然、安らぎ、融和、微笑み、満足をもたらしてくれます。 今の社会は、ぬくもりに欠けており「無縁社会」とまで言われています。これにいかに対処すべきか。

「何事でも、人から自分にしてもらいたいと望むことを、人にもしてあげなさい」(マタイ7・12)とは、聖書の一節ですが、これを「ぬくもりある社会」実現のための黄金律としたいものであります。