2018年01月02日の心の糧


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始め善ければ・・・

松浦 信行 神父

今日の心の糧イメージ 年の初めの挨拶は、年賀状などに込めて行われる日本の習慣ですが、自分の今までの様々な人生のあり方を見る思いがします。

ある人とは、もう40年も会っていないのですが、年賀状だけはずっと続いています。関わりが一切ないのに、なぜこんなに続くのだろう、そう思いながら又今年も書きます。

ある人とは、もう顔を忘れて、名前だけしか覚えていないのに、とっても親しい感情がわき起こってくるのにびっくりします。私が思い描くイメージとは、ひょっとしてだいぶ違っているかもしれないのに。

ある人とは、私が深く関わった覚えがないのに、毎年挨拶をもらいます。私との出会いを本当に喜んでいたようですが、こちらとしては申し訳なく思います。反対にあの人とはずいぶん親しかったのに、と思う人からはしばらく音沙汰がなく、何か体でも悪いのだろうかと思ってしまいます。

こうして、年の初めには、年賀状を眺めながらの、自分の人生の振り返りを毎年行うわけです。

そして、こうも考えるのです。

私が思い描く私の人生は、多くの人々から影響を受け、多くの人々に影響を与えながら歩んでいるのだと。また、自分が意識して出会った人は、ある程度自分の興味の中で出会っていったなあ、そして、自分が気が付かないうちに、色々な人々と繋がり、その人々は私を意識して大切にしてくれているなあと。

そして何時もこう結論づけるのです。日常生活の、目立たないところで出会った人との関わりは、しっかりと自分の人生の土台となっているなあと。だから、年の初めにこそ、このような関わりを大切にする気持ちをもとにこの1年を送りたいなあと。