ある人とは、私が深く関わった覚えがないのに、毎年挨拶をもらいます。私との出会いを本当に喜んでいたようですが、こちらとしては申し訳なく思います。反対にあの人とはずいぶん親しかったのに、と思う人からはしばらく音沙汰がなく、何か体でも悪いのだろうかと思ってしまいます。
こうして、年の初めには、年賀状を眺めながらの、自分の人生の振り返りを毎年行うわけです。
そして、こうも考えるのです。
私が思い描く私の人生は、多くの人々から影響を受け、多くの人々に影響を与えながら歩んでいるのだと。また、自分が意識して出会った人は、ある程度自分の興味の中で出会っていったなあ、そして、自分が気が付かないうちに、色々な人々と繋がり、その人々は私を意識して大切にしてくれているなあと。
そして何時もこう結論づけるのです。日常生活の、目立たないところで出会った人との関わりは、しっかりと自分の人生の土台となっているなあと。だから、年の初めにこそ、このような関わりを大切にする気持ちをもとにこの1年を送りたいなあと。