同じ嬉しい気持ちや辛い気持ちを神さまに伝え、分かち合うことが祈りです。祈りは、わたしたちの心の中にある思いを、神さまに聞いてほしいと願いつつ神さまに伝えることです。嬉しいことやありがたいことがあれば感謝の心が生まれ、それを神さまに伝え、神さまを賛美します。それは、善いものはすべて、神さまから与えられると信じるからです。
病気の苦しみや不安を抱え、人間関係に悩み、生活が困難な状況にあるときなど、周囲の人々に物質的な助け、心の支え、癒しなどを求めます。しかし何よりも神さまの助けを求めたくなります。それは、最後に救うことができるのは神さましかいないと信じ、絶対的な信頼を神さまに置くからです。さらに、わたしたちは、人を傷つけたり、信頼関係を壊したりすることがあります。そんなとき、その相手にあやまり、ゆるしてもらう必要があります。
でも実は、ほかの人に対して行うことは、善いことにせよ悪いことにせよ、神さまに対して行うことと同じなのです。なぜなら、すべての人は神さまによって造られ、愛されているからです。結局、祈るとき、わたしたちは神さまとのつながりを確認するのです。