産もうか、どうしようか・・・。神さまから贈られた大切ないのちなのに。
そんな悩みの中で迎えたクリスマスでした。
天使のお告げをうけてマリアは聖霊によって身籠りました。と、聖書にはあります。驚き、怖れ、不安に襲われるマリア。まだ男の人を知らない処女マリアなのです。けれど「神さまにおできにならないことはない」との天使のことばに、マリアは、「はい。仰せのとおりになりますように」と応えました。
M子さんは、あっと叫んだそうです。
「そう、そうなんだわ。イエスさまのいのちは私の赤ちゃんの内に宿り、わたしの赤ちゃんのうちにイエスさまも宿られる!」
だって、マリアさまも、先行きを考えれば、怖くて不安で、どうしてよいかわからなかったでしょうに、神のみわざが自分の身体を通して成し遂げられる、救いの道具となることをそのまま素直に受け入れ、信じたのですもの。わたしの赤ちゃんがわたしのうちに宿ったのも、神さまのみわざ・・・。
イエスさまの誕生もはじめから奇跡そのものですね。
M子さんの迷いがふっきれると、周囲も変わり始めました。
祝福のうちに、やがて赤ちゃんの誕生を迎えます。
小さな奇跡です。