10月10日、母と子は一緒にいるのです。胎内の子の成長に合わせて、母親も成長していくのです。神様は何と素晴らしい仕組みを創られたことでしょう。新たな命が母親の胎内に宿り誕生へ至るプロセスは、神様の創造の業に触れる行為だからこその喜びがあるのだと思います。
「マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである」と聖書は伝えています。(ルカ2・6~7)
私ならばかわいい娘や孫にそのようなことはさせられません。明るく清潔で、ゆっくり休める環境を最優先するでしょう。ところが神様の思いは想像を超えるものでした。命よりも物の豊かさを優先し、憎しみや争いの絶えない私たちを救うために、御独り子を、最も貧しい場所で、お与えくださいました。この神様の恵み、神様の愛の現れが、クリスマスなのです。